「日常ー学び」では発達障害を持つ我が家の姉妹のエピソードや、そこから学ぶこと、ちょっとクスっと笑える日常の会話まで、息抜きになるようなお話も書けたらと思います。
長女が4年生の頃でしょうか。
「私ね、ずっとイライラしてるんだよ」
!?
突然、なんの脈絡もなくそう言い放った長女。
今回は、脳内で何やらイライラをぐるぐるしているらしい長女の話と、私がそれに対してどのタイミングで対策が必要と判断したのかというお話です。
長女の突然の告白

ママ、私ね、いつも、ずっとイライラしてるの。

そうなの!?ずっとなの!!?

うん。そうだよ。

そうなのかー。(なるほど)
どんなことにイライラしてるの?

え?わからない。

わからないか。そうか、ずっとイライラしてるのか。それは困ったね。
長女の突然の告白に驚いたはは(私/はゆまーま)。
と、同時に普段の長女の状態から、とてもしっくりきたはは。(さすがに「ずっと」なのはびっくりしたけれど。)
実は、そのころの長女の様子に、いよいよ次女に続いて診断のための心理検査をしてみた方がいいかもしれないと感じていたところでした。
特別サインがあったわけではありませんが、そもそも、次女の発達障害に気づいたときから、長女も発達障害の傾向があるのではないか?と感じるところが大いにありました。むしろ、長女の方が複雑な状態な気がしてなりませんでした。
※はは の主観です。
私から見た長女は日常にジレンマを抱えているような、学校生活でも自分のどうすることも出来ないもどかしさを抱えているような。そんな印象を受けていて、それが年々渦巻いてきているような印象はありました。
ただ、私が感じている長女の不思議さと難しさは次女のそれとはまったく毛色の違うものでした。

タイプは違っているんだろうな
そう思いつつも、かかりつけ医は「本人が困っていたら検査してみるのもいいけど」と、あまり積極的には言えない様子。
私も、その言葉を始めはそのままとって、本人の困りごとがどの程度日常に影響するのか、対策をすぐにするべきかと考えていました。
そう考えると、何とか学校生活もしているので、勉強のペースや行動のペースが合わないのだろうけど、「もう少し気にしてみておこう」くらいにしようとその時は決断しました。
一応、担任の先生には、長女の性質を測りかねていた様子だったので、次女が診断を受けていること、長女も生活面で得意不得意が極端である可能性を感じていることは新学期最初の懇談で伝えてはいました。
発達障害?変化する長女の様子
戸惑う担任
そのころの長女の担任の先生は、教室内でも特別不思議ちゃんでつかみどころのない長女に対して、戸惑っている様子ではありました。
最初の家庭訪問で、「どう接すればいいのか?何となくぼーっとして、聞いていないのかと思ったら聞いていて、名指しで指摘したり、そもそも話しかけて大丈夫なタイプなのか、そっと様子をうかがっていたほうがいいタイプなのか?どちらですか?」と言った内容を聞かれました。

笑 ですよね~。
思わず笑ってしまったははですが、先生がそう思うのも無理はありません。だって私だってそう思いますもの。

そうなんですよね、様子を見て、その時々でやってもらった方が…というしか。
はは 自身も正直、もう4年生にもなるわが子をつかみかねていました。
本当に、その時々で傷ついてしまうだろうと思う時と、何も気にしていないなという時と、変動しているように感じられるというか…。もう本当に、その時の雰囲気で感じ取ってもらうしかないと、それしかいえませんでした。
次女はある程度対応のパターンが作りやすく、わかりやすい面があります。なので、学校で困りごとが増えた時に、一般的に言われる発達障害の説明を交えながら伝えることができたのですが、長女の対応となると…感覚!
そんなことを聞いてくれる先生がいるのかと、それだけでありがたいとは思いましたが、私が個人的に、長女の不思議なところと発達障害の症状が共通すると思っていることが先生の中で結びつくとも思えませんし、そもそも診断も受けていない、伝わりづらい状態で、根拠は私の感覚のみ。なんていう、第3者からは根拠がないも同然な状態です。そんなわけで、当時は話せる段階になかったので、それ以上は言及しませんでした。
質問したのに明確な答えが返ってこず、「わかりました…。」と苦笑いで帰って行った先生の姿を思い出します。
そんな長女なもので、長女からイライラ告白を受けた時は、まず、長女がそれを私に話せる状態になったことに安心しつつ、現実としてわかりやすい現象が起きてきたときに対応を求める準備はしておこうという心持で、家庭での様子見を続けました。

それは困ったね、また何かあったら教えてくれたらお母さんは嬉しいよ。

うん!

普段からよくイライラしているなと思っていた長女
そもそも、普段から脳内が忙しいのではないかな?と長女を見て感じていたはは。イライラもとても多いことも感じ取ってはいました。
何年か前は、足をどんどん鳴らしたり、妹に当たったりしていた長女。

「いー」ってなったら、お母さんのところにぎゅーってしにおいで。
そう伝え続けて、最近、ようやく素直に来れるようになってきた長女。
ですが、確かに、そのイライラは年々増幅しているように感じました。
例えば、ニコニコ話しているときに、ふっとイラっとしたように、がなりのような奇声をはさんだり、意味のないけれども何か不満を発散したいのだろうなという悪口のようなフレーズを吐いたり、100点テストを出して、「すごいでしょ~!」とニコニコ聞いてくることに「おお!すごいね!!嬉しいね!」と同意すると「すごくない!」と怒ったり、見て~?とダンスを披露してくれたのに、少し躓くと「見ないで!!!」と突然だんだんと足を鳴らして激怒したり、比較的幼いころから細かい反抗を日常のコミュニケーションに盛り込むという性質があったからです。
なんだか怖い感じになっていますが…汗
いまだに「ええ!?なんでっ!?」と、よくびっくりさせられます。
私との愛着の問題だろうか?とか、いろいろ思うところもあります。けれど、親族誰に対しても家に帰ればそういう態度になります。
長女のイライラが見られ始めたのは長女が小学校に入学してからのことだったと思います。
いつもぼやーっとしていた長女が、徐々に妹に怒りを表現するようになってきました。
これに関して、最初の認識としては、生まれつき怒りの感情が出やすい次女の影響でイライラするようになったのかと思っていました。見ていると、それは怒りたくなるよ!!と言う次女のリアクションに日常的にさらされていたからです。
後は、長女の成長と言うこともあるでしょう。怒るという表現をあまりしなかった長女が、だんだんと、怒りの感情を出せるようになってきたとも言えます。
こんな感じで、いろんな要因が混ざっているように感じているのですが、今はその一つに発達障害の脳内多動があるのでは?と感じています。
そう思う要因は、長女は学校では一見おとなしく、あからさまな多動がみられることはありませんが、家では、座っているとごそごそしたり、常に歌うか話すか、ゲームやキャラクターの話を教えてくれたり、キャラクターになっていたり、とにかく何らかの音を発していると言ったイメージだからです。そして、それらの一つ一つの自分が注目する話題に脳内が占拠され、日常の習慣が習慣になることを忘れられている。と言った具合なのです。※あくまで、はは(私/はゆまーま)の考えです。
いわゆる不注意なのか脳内多動なのか、そういった発達特性が私にはしっくりくる気がしてなりません。

とにかく脳内が忙しいんだろうな…。
ここで余談ですが、そういうはは 自身も、脳内多動の傾向が大いにあると思っていて、脈絡のない思考がとびかっていたか…は記憶していませんが、子どものころを思い出していると、自分のこと、親、先生、友達、など周囲の人間について常に考えて葛藤しているような子どもでした。その時思い出せる感情を紐解いてみると、それはまさに「イライラ」
私もイライラしていたな。と思うところがあります。
ただ、これは通常の成長過程であることかもしれませんし、当然、素人の感覚なので判断はできません。
ただ、今の長女を見ていると、少し客観性がついてきて、自分の脳内や感情をコントロールしたい思いが出てきているけれど、コントロールがほぼできないことが多く、そういう葛藤も抱えているのではないか?と感じるところがあります。
普通に成長段階で抱く悩みのラインから外れているような気がしてならないはは。
どうしたものか、、、。と思います。

とりあえず、すごいイライラしたら、ぎゅーしにおいで~

うん!
その場で私に言えること、はそのくらいでした。
あとは、今後のために一応発達検査の予約をして、客観的な特性を知ろうと準備を始めました。
発達検査とは、年齢相当の発達状態を基準として、子どもがどの程度の発達をしているのかを調べるもので、その子の今の得意不得意を知るなどのヒントとして使えるものです。
私は地域の子ども相談センターというところで受けました。
↓↓次女が初めに発達検査を受けた時のお話はこちら↓↓
そして発達検査を受けたのが、4年生の春休み前ごろでした。
長女5年生 学校生活についていくことがいよいよ大変になってきた?
そうやって4年生は何とかクリアした長女。
ですが、5年生になってしばらくすると、次女の時のように連絡帳、宿題に問題が出始めます。

なんか学校で大変だと思うことある?

うん!ぜんぶー!!

!!?
また衝撃の告白。マジかー。これはいよいよ学校にも協力してもらった方がいいな。
その時が来ました。
次回は5年生になった長女の「全部大変」が起こした状態と、私が試みた学校への対策を書いていきます。

ここまで読んでいただきありがとうございました。良ければほかのエピソードにも寄り道していっていただけると嬉しいです! ※他のエピソードへのリンクは下へ↓
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