「オンラインの習い事って、発達特性のある子に合うのかな?」
そう悩みながら始めた我が家のオンラインダンス。
正直に言うと、「合う部分」と「難しい部分」の両方が見えてきました。
↓↓このお話はこんな方に読んでいただきたいです!↓↓
オンライン習い事を選んだ理由
我が家の長女(小5)はオンラインで2つの習い事をしています。
ひとつはダンス。
もうひとつはプログラミングです。
ここでは運動系の習い事、「ダンス」に関して書こうと思います。
最初にオンラインを選んだ理由は、送迎の負担を減らしたかったからです。
私自身、持病があり移動に負担があるため、自宅で受けられるオンラインはとても魅力的でした。
ですが、それ以上に大きかったのは、長女の心と頭のモヤモヤを発散させたいという思いでした。
※オンラインの習い事とは、ZOOMなどの通信ツールを使って、自宅からでもインターネットを経由して受講できる習い事です。送迎の時間やコストを削減出来て、場所も気にすることなく自宅から気軽に受講できることが特徴です。
”発散”がポイントの長女

公園でおもいっきり走った日は、家での習慣や宿題がいつもより進みやすいかも…。
この子は適度に体をうごかしている方がいいのかもしれない。
この気づきが、オンラインダンスを始める一番のきっかけになりました。
公園で駆け回ってきた後は、とても落ち着いて宿題ができたりすることがあり、体を動かすと、少しイライラ現象が下がるという印象を持っていたんです。
そうやって、オンラインでダンスを習い始めました。
ASDの特性と運動の関係
とは言え、いろんな負荷になる心配事はありました。
長女は半年ほど前にASDと診断を受けています。
発達特性のある子の中には、体の使い方に不器用さが見られることがあります(発達性協調運動症など)。
長女も、ぶつかりやすい・細かい動きが苦手など、当てはまる部分が多くありました。
実際、これは習い事を始めた後の話ですが、診断した先生も、長女がダンスをやっていると聞き、「この子に会うのかな?」と言った感じで難しそうに首をかしげていました。
一方で、体験者のはなしでは、スポーツをすることはとてもいいと聞いたこともありました。
実際、発達特性のあるお子さんは感覚情報や思考が頭の中で過密になりやすく、イライラや落ち着かなさとして表れやすいことがあるそうで、運動によって脳と体をつなぐ経験は、感情調整や集中力にもいい影響を与えることがあるようです。
参考記事:発達性協調運動症 https://hattatsu.go.jp/supporter/healthcare_health/about-dcd/
参考記事:発達ナビhttps://h-navi.jp/column/article/35025585
いずれにせよ、ダンスという高度な運動が長女に良く働くのか、ストレスになるのか、ひとまず様子を見たいという思いもありました。
因みに、得意を伸ばすという面では、長女はとても音感が良かったので、それと体の動きを連動させるダンスは、とても長女にとって魅力的な部分があると私には見えました。
幸い、本人は乗り気ではじめ、結果、正直予想していたよりもはるかに上達をしました。
最初はリズムと体の動きをうまく連動させることや、ひざやかかとの使い方、体重の載せ方がとても難しく感じていたようでしたが、今では結果オーライ!できることも増え、自信にもつながっています。
そんな中、回数を重ねていく毎にオンラインのメリットデメリットについて思うことも出てきました。
オンラインのメリットデメリット
メリット
実際に続けてみて感じたメリットは、次の2つです。
① かかる時間と負担が大幅に減る
- 送迎がない
- 準備のストレスが少ない
- 親の声掛けが減る
② 子どもの負担が減る
- 集団への負担が少ない
- 先生だけに集中できる
- 切り替えがスムーズ
習い事に出かけるとなると時間の段取り、出かける準備、出かけるための切り替え(例えば、おやつやテレビに集中して離れられない)これらをこなすためのサポートに親がとても労力を割くことになりがちではないかなと思います。そこに関してのストレスが無いことはとても大きく感じます。
デメリット
デメリットは、
- 家だと”想像以上に気が散る”
と言うことです。
長女は画面依存があるので、画面がつくと一旦切り替えてそちらへ気は行きますが、慣れてくると周囲へ気が散漫になります。
具体的には、
- 家族へ気が向く(関係ない話や自分へ注目を向ける行動に集中する)
- 置いてある物へ気が向く
これには圧倒的にリラックスできる私的空間であることと、部屋の環境が原因としてあげられると考えています。
我が家はあまりスペースが取れないので、リビングをまるまる使って授業を受けているのですが、普段ヘアゴムなどを収納している棚がちょうど長女の正面になります。
このヘアゴムが目に入ると、いろんなモチーフのついているヘアゴムを集めて、腕に着けたり、髪をくくったりし出します。※オンライン授業中です。
さらに、親や妹がいることで、そちらに気が行き、話しかけてしまうんです。
本人が見てほしいと言っていることもあり、当初はレッスンする長女の隣にいたのですが、これがとにかく向かない。
いろんなことを思い出して、今日あったこと、学校での話を永遠に話し出してしまいます。
画面の向こうにいる先生がどう思うかに気が向かない長女は、何度言っても動きが途中で止まって私に話しかけてしまいます。
対面授業なら、長女のスイッチはある程度入ったはずだ。そう思います。
結論|我が家はオンライン
オンラインでのデメリットはあるにしても、我が家の場合はメリットの方を大きく感じています。
実は、ダンスは実際の教室に見学に行ったことがありました。
体験はとても楽しく受けていたのですが、本人はどうも行きたくない様子。
いろんな子どもたちや先生に対してかなり緊張してしまうようで、どうしても行く気持ちにならないうようでした。
やはり新しい環境へ飛び込むことはかなり負担になるのか。
と言うわけで、現状長女が新しいものを始めるにはオンラインが最適なようです。
ここで少しずつ対人関係に慣れていってもらうこともいいステップになるかもしれません。
オンラインをやりやすくする対策
ただ、長女のように気が他へ逸れやすい子は、オンラインはレッスン中に習い事へ意識を向けられないことはとても大きい難点です。
そのためにはやはり環境整備です。
- 気が散ってしまうようなものが置いてある棚は布などで目隠しする。
- 「後で練習したことを見せてね。」とその場で見られないフォローをしつつ、レッスン中はその場を離れる。
- 兄弟姉妹がいるところは、レッスン中は離れるように声掛けをする。 などです。
我が家の場合で言うと、実は、これらの方法もそううまくはいきません。
長女は私がその場を離れる時、かなり不機嫌になります。けれど見ていたら見てたで「みないで!」と不機嫌になるのでとっても難しいのです。
が、実際、親がその場を離れてもしばらくすると画面へ集中して、そのうちレッスンを楽しく受けていたりするので、レッスン中は静かに距離をとっておくことがベストだなと今のところ思っています。
まとめ
オンラインに向いている子と対面との違い
長女の様子からはオンラインには特に
- 人との距離感に敏感な子
- 集団が苦手な子
には合いやすいと感じました。
対面との違いとしては
対面 「スイッチが入りやすい」
オンライン 「安心して続けやすい」
そんな違いを感じています。
最後に
体を動かすことが苦手な発達障害の子は多いと思うのですが、あえて、体を動かすこと、頭と体を連動させるという習い事は発達障害を持つ子どもには価値のあることかなと感じています。
と言うのも、長女の場合ダンスの習い事をはじめてから体幹がしっかりとしてきて、とても体の使い方が上手になったように思うからです。
結果、予想以上の成長がありました。
非力で不器用だった長女は力強く安定感を持って体を使えるようになり、指先も器用にコントロールできるようになってきています。
最近では、自分が絵を描くにも、細かな遊びをするにも、自分の表したいことができるようになってきて、全体の怒りのコントロールや感情のコントロールも少しできるようになってきた気がしています。
これは苦手だから、ストレスになるのではないか?
それを心配してやらないよりは、
まずやってみて、少しでも楽しめているところがあるなら、続けさせてあげる。
そうすると、思いもよらないところで成長することもある。
長女の姿をみて、そう感じています。

ここまで読んでくださり有難うございます。
同じように迷っている方の参考になれば嬉しいです。


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