同じASDなのに正反対?我が家の姉妹が教えてくれた「特性の違い」

反対を向いたアヒルの人形の写真 発達特性のある子との暮らし

「発達障害の特性」と聞くと、なんとなく共通のイメージを持つ方も多いかもしれません。

でも、我が家のASD姉妹を見ていると、いつも思うのです。

同じ診断名でも、脳の使い方はこんなにも違うのか」と。

以前も姉妹の違いについて書いた記事はあるのですが、今回は、「その違い」を通して、「実際の大変さ」から、「今の我が家の学び」につながる流れで書いていこうと思います。
この記事では、振り返りも込めて、改めて「姉妹の違いについて」を書きます。

↓姉妹の違いについて書いた他の記事はコチラです↓

長女は「今、見えているもの」に引っ張られるタイプ

長女は、とにかく情報量が多いのだろうなと思います。

視界に入ったもの。
聞こえた音。
ふと思いついたこと。

それらが次々と頭の中に入ってくるようです。

そのため、

  • 気になるものがあると、そちらへ意識が向く
  • 情報が多すぎて判断が遅くなる
  • やりたいことがあると止まれない(自分をコントロールすることが難しい)
  • 頭の中が混乱すると、もやもやしたまま動けなくなる

ということがよく起こります。

例えば、家でオンラインレッスンを受ける時。

近くに妹がいる。
親が動く。
棚にヘアゴムが見える。

それだけで意識がそちらへ向いてしまい、レッスンで先生が話していても、気に掛けることが難しくなります。

逆に、自分の好きなことをしていると周りが見えなくなります。
例えばゲームや動画を見ているとき。
長女は、目の前におやつが出されても、飲み物が出されても、気づかないことがあります。

長女は脳への刺激が断たれると落ち着かなくなる、一気にストレスが吹き出てしまうなど、刺激への慢性的な鈍感さがとても顕著に出ます。

そのため、画面刺激以外でも、近くに一緒に遊んだり話したりする相手がいないと、一気に自覚していなかった脳疲労が出てしまうこともあります。

本人は疲れていることに気づかないため、外から見るといきなり電源が落ちてしまったように見えることもよくあります。

次女は「見通し」と「安心」が土台になるタイプ

一方、次女は少し違います。

何をするのか。
どう進むのか。
自分で選べるのか。

それが分かると安心して動きやすくなります。

  • ルーティーンがあると落ち着く
  • 一つずつだとできる
  • 候補をいくつか出すと自分で選べる
  • 一人遊びを楽しめる
  • 自分のペースで過ごせる時間を必要とする

無意識に自分のバランスをとる力はあるように見えていて、例えば、完全なお休みの日には、パジャマのまま過ごすことで休んだ実感を得ようとしたりします。

また、ストレスの出方も長女とは違います。

帰宅後のぐずり。
腹痛。
胃の不調。
突然の発熱。

次女は、心の負担が身体症状として現れることが少なくありません。

同じASDでも、困りごとは全く違う

長女は、

情報が多すぎて疲れるタイプ。

次女は、

変化やストレスを抱え込み、身体に出やすいタイプ。

どちらもASDの特性ですが、必要な支援は全く違います。

長女には、

「刺激を減らすこと」
「考えを整理すること」

が助けになるように感じます。

次女には、

「見通しを持てること」
「安心して選べること」

が助けになると感じています。

だから同じ対応ではうまくいかない

姉妹を日常生活の中で同時に対応することはとても難しくなります。これは、現在進行形の悩みです。

姉妹それぞれの特性を見れば見るほど、共通する対応は減っていくように感じています。

同じASDなのだから、

「同じように声をかければいい。」
「同じルールで育てればいい。」

ではありませんでした。

長女に合う方法が、次女を苦しめる。

次女に合う方法が、長女には合わない。

だから私は、二人の間で何度も悩み、その場で一番動きやすい声掛け、条件設定、は何かを探し続けてきました。

けれど、やはりどちらかに対応するにはどちらかが負荷を受ける。そんな状況は仕方がないなと思うことが現実です。未だ答えは出ていません。

発達障害は「診断名」だけでは見えてこない

私は姉妹を育てながら強く思うのは、「発達障害を理解する」ということは、診断名を知ることではなく、

その子の脳の使い方を知ることなのだということです。

同じASDでも、一人ひとり違う。

だからこそ、

「この子は何が苦手なのだろう」
「どんな時に力を発揮できるのだろう」

そんなふうに、その子自身を見ていくことが大切なのだと思います。

そして、その中で共存していく事は、この子たちの成長につながる。違いのある二人だから、お互い成長できることがあるという期待もしています。

親にとってはとても難しいことです。
けれどお互いの存在を尊重しつつ、負荷にも慣れていってもらう。
その代わり、ストレスが強いようならそれはちゃんとケアしてあげられる環境を意識する。
この違う性質が、今ではこの子たちにとってとても恵まれていることなのかもしれないとすら感じることもあります。

次回はこの違いが実際の生活でもたらす困難についてを書く予定です。

はは
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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。よかったら、ほかのエピソードにも寄り道していっていただけると嬉しいです。↓

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