《合理的配慮とは》
みんなと同じ方法ではなく個々人の特性に合わせた学び方の工夫をすること。
進め方
本人や保護者から学校への相談
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本人側と学校との話し合い
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互いに合意した配慮の実施
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見直し・改善
《ケース会議(ケースカンファレンス)とは》
福祉・教育現場で支援が必要な対象者(ケース)について、関係者が集まり情報を共有、課題分析、支援方針・役割分担を検討する会議で、主に福祉施設での利用者支援計画策定、学校での不登校や障害児への対応策決定などに用いられます。
私の懸念
テストの時間
皆さんはテストを時間内に解くことができますか?
最近、姉妹は学校でおこなった市の平均のテストの結果を持って帰ってきました。
ふとその答案用紙を見ると、長女も次女もなかなか最後まで解くのは難しそう。
次女においてはすべての教科において初めの3問目、4問目で止まってしまっているものがほとんどで、時間感覚の問題、状況によるストレス、こだわりなど、明らかに影響していることがあるだろうことがうかがえました。
これを見て私は、これから中学高校と進学していく中で、これからのために対策が必要だと感じました。
恐らく小学校時代が一番フォローをしてくれる環境だろうということ、こういうわかりやすい指標からどんどんと自己肯定感が育つことが阻害されていくのではないかということが私の中の懸念点でした。
さて、どうするか?
これ、また学校に直接言う?
と思ったのですが、正直今までもこういった懸念点に対しては、担任の先生方にお伝えはしていました。が、結局先生の理解度もそれぞれで、具体的なこれをしましょうという対策を打つというところまではできずにいました。
そこで考えた結果、療育の方に相談することにしました。
療育に相談
ひとまず、時間感覚やその他のプレッシャーがあるなど、原因はわからないが、テストの取り組みに本領が発揮できないことが多いことが気になっていると伝えました。
以下は私の懸念していたことです。
懸念点
・日々のテストや大きなテスト(市単位などの学力テスト)を時間内に解けない経験が重なることで、落ち着いてすればできるかもしれないことに必要以上の苦手意識を持ってしまう
・ただでさえネガティブな要素をとらえやすく、それを肯定してしまう性質なため、自己肯定感がより低下してしまう
・勉強全体に苦手意識が出る
・日常の循環が悪くなる(現状そうなっている)
・あらゆる成長の機会を奪ってしまうのではないか
・本人の困難がさらに増える
・学校が嫌になる、不登校の可能性 など
放デイの方にはこのような私の懸念点を共有させていただきました。
その後、状況の確認と相応の対応を考えてくれた放デイの方。
後日、
放デイの方「いち、事業所が言うよりも、支援事業所の方に指揮をとってもらって、学校と放デイと保護者でケース会議を開いてもらった方がいいと思います。」
そう言われました。
「はて、ケース会議とは?」と思いながら、とりあえずサポートをしてくれる人間を集めて共有できるってことね?と、とらえて支援事業所の方に連絡をしました。
支援業所の方も素早く対応をしてくださり、すぐに学校、放デイ、保護者間での日程調整をしていただき、数週間後、姉妹が通う学校にてケース会議を開いてもらうことになりました。
↓ 支援事業所に関してはコチラの記事をご覧ください ↓

会議について
場所・参加メンバー・議題
《場所》
学校の一教室を借りて実施
《参加メンバー》
- 保護者(当日、急遽夫が仕事を早く終えたので、夫も参加することができました。)
- 支援事業所の方1名
- 放デイのスタッフ(子どもたちの通う放デイは2か所ありますが、1か所は急遽職員の病欠対応の為参加できませんでしたが、代わりに支援事業所の方が聞き取り、代弁をしてくれました。)
- 各担任の先生
- 教頭先生(管理職)
- スクールカウンセラー
《会議のお題》
『姉妹の特性と現状の共有、テストを受ける際の困りごとについてと今後の配慮について』
進行の様子
まず私が、現状テストでの解答が苦手ではないかと思っていること、問題の形式によっては理解しにくいものがあるのではなないかということ、それによってどんな悪循環が予想されるかと言うことについて共有させていただきました。
そして、各放デイでの様子、特性と意見(考えられる苦手、原因)を共有していただきました。
それについてスクールカウンセラーの方から対策についての意見をいただいたり、各担任の先生方から理解が難しい点や疑問について質問をいただいて、それにたいして、保護者として、放デイとして、スクールカウンセラーの方が学校で見た様子からなどまた意見や情報を交換しました。
全体の取りまとめは相談支援の方が時折合いの手を出してくださるという感じでした。
会議後の感想
始めは緊張してあれやこれやと懸念もしていたケース会議でしたが、結果は、
とてもいい空間だった!!!
これは当日の帰宅時にも夫と話したのですが、夫との共通の感想でした。
なんだかとても前向きに、私としては担任の先生方ともようやく少し共通認識を持つことができたかもしれないと実感を得ることができました。
その後、驚いたのが、今回この場を取りまとめてくださった相談支援の方もとてもいい場だったとおっしゃられていたこと、後日学校へ行ったときに廊下であった教頭先生へご挨拶したところ、教頭先生もとても「いい場でした」と仰られていたことがとても印象的でした。
その後の変化
その後の変化としてこのようなことがあります。
学校
例えば:
・時間の意識の問題について、黒板に表示できるデジタル時計を使用して、クラス全体に向けてと言う形でテスト時間の意識づけを図った。
→テストが全く時間内に解けなかった次女が、大体時間内に解けることが出てきた
・問題の理解について、隣で先生やスクールカウンセラーさんの読み上げを試してみた
→読み上げてもらうと理解できるところがあった
・先生がこれまでの学習を見直してくれて、苦手分野(文章や公式のある計算、ケアレスミスが多いなど)に気づいてもらえた。(それまでは担任と私の間で苦手意識のある問題などに認識の差があった)
・子どもに対しての対応をより積極的に考えてくれるようになり、私にも子どもたちの理解の難しい点や疑問点を聞いてくれるようになった。
・各担任の先生からい以前より具体的な反応、対応があるようになり、積極性が感じられるようになった。
といったように、学校側の変化としてはこのようなものがありました。
放デイ
次に、放デイでも
・学習にかかわる問題のヒントを探れるように、放デイで時間が取れる時には学習プリントに取り組む時間を取ってくれるようになった。(理解しにくい表現や問題の種類、プレッシャーなどの部分を見るという前提で)
・中学、高校進学に向けて、苦手意識の出るものを少しでも緩和すること、対応の実績を積むこと、どうしても苦手なものを知るという対応を療育のカリキュラムに組み込んでくれた
子どもへの影響
ケース会議の後、先生の意識が少し変わったのかなということが、子どもの様子を通して感じられています。
これは私の感覚ですが、子どもたちは、ストレスや不安が大きいと帰宅後の様子に出やすいと感じていますが、(長女は情緒不安定、次女は愚図る、拗ねる、おやつを食べることさえも手につかなくなる、など)ここから数日はとても安定した日を過ごしていました。
さらに、長女は「こんなことができたんだよ!」と嬉しい出来事を報告してくれることも増えました。
まとめ

発達障害を持つ子どもを育てる中で、発達障害への理解はまだまだ広まっていないと感じます。中には過剰反応して子どものできる範囲へ介入してしまったり、どこまですればいいのかわからず対応不足になったり、また先生個人の経験や考え方で子どもへの影響は大きく変わると感じることが多くあります。
子どもたちを育てていく大人たちが顔をつき合わせて意思疎通を図る場は、一人ひとり違う対応が求められる子育ての世界だから余計に大切になることでとても意味のある事、そこでしかできないことやわからないことがたくさんあると思いました。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。よかったら、ほかのエピソードにも寄り道していっていただけると嬉しいです。↓

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