発達障害を持つ子の子育て 私に起こった3つのいい変化 その1

花とギフトボックスの写真 日常 ー 学び

「日常ー学び」では発達障害を持つ我が家の姉妹のエピソードや、そこから学ぶこと、ちょっとクスっと笑える日常の会話など、息抜きになるようなお話も書けたらと思います。

今回は発達障害の子の子育てを通して、私に起きたいい変化についてお話しようと思います。
今回のお話はその1として、”待つこと”について。

発達障害を持つ子の子育てって本当に難しい。
けれど、気づいたら、人として、とてもとても大切なことを教わっているのだなと思うことがあります。
無邪気に手が付けられないわが子たちは、実は私を導いてくれているんだなと時折感謝する、そんな私の大切な感謝を書き留めておきたいと思います。

↓↓このお話はこんな方に読んでいただきたいです。↓↓

  • 子どもが発達障害であることにネガティブに思ってしまう。 
  • 発達障害児の繰り返される言動に困ってしまう。
  • 子育てに嫌気がさしてしまう。

いい変化 その1 待つこと

せっかちな はは

私(はは/はゆまーま)はどちらかと言うとせっかちな性格です

学生の頃から自分でも気になっていた性格で、もう少し待てる人間になりたいと思ってきました。

せっかちって、とにかく子育てにおいてはよくないことが多い!毎日そう実感する日々でした。

特に、発達障害の子の子育てには徹底的にマイナスだと思います。

ただでさえ、一つ一つ遅くなりがちな子に対して、待つことができなければ、ますます親子で悪循環に陥ることは目に見えています。

これでも、我が家のちち(夫)もとってもマイペースな人なので、長い付き合いの中で、ずいぶんゆっくりペースに合わせられるようになってきたつもりでした。

私の両親も、私に輪をかけてせっかちなのですが、気付けば私が自分の母親とのテンポが合わなくなっているくらいの影響はありました。笑

けれど、育ってきた環境や思考の癖は、パートナーがどれほどマイペースで合わせる必要のある機会があっても、自分がそうなりたいと思っていても、限界がありました。

そんなわけで、割とせっかちベースなまま子育てに入ったはは(私/はゆまーま)でした。

普通に子育てに挑もうという時でも、邪魔になってくるであろう”せっかち”。

そんな、いまいちコントロールできない自分のせっかちな面を、明確な課題として意識することができたのが、次女の発達障害に気づいたあたりだったのではないかと思います。

自分がコントロールするというよりも、子どもたちの特性を、発達障害の知識を踏まえて感じ取ると、待つしか選択肢がなくなるという、強制的にそうせざるを得ない状況になりました。

結果、発達障害というものを知って1年半、待つことがかなりできるようになってきていると思います。それは、ちち (夫)もそう感じてくれているようです。

例えば「早く!」の影響

例えば、私はついつい「早く!」と言うことが口癖になってしまっていました。

何せ、日常のペースにどんどん遅れて行ってしまう姉妹なので、どうしてもそうなりがちです。

けれど、そうすると、発達の特性上、言葉をその通りに受け取りやすい子どもたちは、”なんでも早いことが重要”と言う認識になってしまっていることに気づきました。

はは
はは

それは違うぞ!?

と、焦った私は、以前よりも、なるべく見守るよう、努められるようになりました。

「早く!」と言ってしまう時は、なぜ急がなければいけないかの説明に切り替えるようにしています。

自分の意図が誤って伝わっていることを意識することで、

”自分も極力待つことを忘れないようにする”

”あえて声掛けを頻繁にしないようにする”

ということがしやすくなりました

ただ、「早く!」は今までずっと言ってしまっていたことです。子どもたちはまだ、”早いことが大切”と思っている節はあって、

「ママ!今日は給食早く食べ終わったんだよ!えらいでしょ!?」なんて言ってきたりします。

はは
はは

あ~、ごめん…。早くっていってたもんね。いつも、家でほぼ食べずに1時間たっちゃうからね。ご飯は早く食べることが重要じゃないんだよ。普通のペースでご飯を食べ終わってくれればいいんだよ。

なんて思いながら、

はは
はは

そうか。それは頑張ったんだね。ご飯の時間、よそ事したりゴロゴロしたりしなければちゃんとご飯食べれるってことだね。そうやって、ご飯を食べる時間はご飯を食べることに使えばそれでいいと思うよ。いつもお母さんが早くって言ってるけど、それは早いことが大切ってことじゃなくて、ご飯の時間はご飯を食べることが大切って意味なんだよ。給食おいしかったね。

と言う感じで、ちょっとずつ、”早く”の意図を理解してくれることを願って声掛けをしていくようになりました。

こんな感じでちょっとずつ軌道修正しようとしているはは。

そうやって声掛けすることで、少し冷静にもなります。それができてくると、待つ余裕も少し出てきました。

待つことができれば怒ることが減る

そして、待つことができれば、怒るということもかなり減ってくることに気づかされました。

せっかちであると、より自分の予定や都合で怒っていしまうことが多くなりがちなのかも?と感じます。

人の話を聞けるようになってきた

また、それと同時に、人の話を聞けるようにもなってきました。

私も割と自分で脳内多動傾向はあると思っているのですが、話に対して展開や言わんとしていることをいろいろと先読みしてしまいがちという問題点がありました。

そうすると、人の話の終わりに少しかぶせるように質問や結論を聞いてしまうのです。

これって、会話の中でかなり嫌なランキング上位ではないでしょうか…。

毎回と言うほどではないと思いますが、これ、結構しがちだと自覚はしていて、相手が完全に言い終わるまで話を黙って聞くということがなかなかできないという悩みを持っていました。

そんな性質のある私が、なかなか本題に入らない子どもたちの話を聞くのは正直骨が折れます。

主題の前の状況説明で、すでに2,3ループ言い直しなんて当たり前で、話の進まない、伝えることが人一倍苦手な子どもたちです。

つい、なかなか進まない話に、先読みしてこういうこと?ときいてしまいがちだった私ですが、できる限り、話し終わるまで待とうという意識が行動に現わせるようになってきたかなと思います。

それが普段の会話でもできるようになってきて、私としては長年悩んでいた性質が改善されてきて、本当にありがたいことです。

まとめ

「発達障害の子の子育てで起こった私へのいい影響」

今回は私のせっかちな部分が改善されて、待つことができるようになってきたと言うお話でした。

子どもたちのおかげで、自力ではなかなか進歩を感じない自分の課題にやっと向き合えはじめた感覚です。

自分が何十年も課題として持ってきたことを、わが子たちが、強制的にそれをしなければならない方向へ持って行ってくれるなんて、人生って不思議だなと思うと同時に、子どもたちの特性は、私を母という場所に立たせてくれて、人としての成長を促してくれているのだなと思います。

そんな子どもたちに感謝です。

はは
はは

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。よかったら、ほかのエピソードにも寄り道していっていただけると嬉しいです。↓

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