長女の感覚過敏について

置き去りのズボン 日常 ー 学び

「日常ー学び」では発達障害を持つ子の子育てあるあるや、我が家の場合の発達エピソードについて、日ごろの子どもたちの行動や発言、そこから学ぶこと~ちょっとクスっと笑える日常の会話まで、息抜きになるようなお話も書けたらと思います。

私は長女に感覚過敏があるのではないかと思っています。

我が家は次女がASDの診断を受けていて、ちち(夫)は診断を受けていない、ASDグレーゾーン。長女に関しては現在、発達検査を受けましたが、診断は出ておりません。

しかし、我が家の長女、難しい。

何が?肌に触れるものが。(いや、ほかにも難しいことがたくさんあるのですが 笑)

小学5年生になる長女は、今でこそいろいろ何とか身に着けられるようになってきたのですが、この靴下は嫌だ、このズボンは嫌だ、この服は嫌だ、このパンツは嫌だ、このインナーは嫌だ。

おかげで、我が家のタンスは商売ができるほどではと思うくらい。

特にズボンに関しては、買っては失敗、買っては失敗。それではと、本人に試着してもらって、家に帰ってきたら、これ嫌だ….。

はは
はは

…..。

幸い我が家は姉妹なので、次女が履いてくれるようになるのですが、次女のサイズが、今最大に多いサイズゾーンに入り、

はは
はは

いや、足が足らんわ…。

と言いたくなるほど多くて持て余しています。

感覚過敏ってどんなものがあるのだろう?

人によって出方も具合も違うと思いますが、今回は、わが家の場合の一例を書いていこうと思います。

長女の苦手な服

今昔変わらず編

短い靴下
 そもそも膝まで伸びるのが靴下だと思っている傾向があったため、よく見る丈の靴下をはかせるのに苦労した。くるぶし丈は靴下ではない。

閉まりすぎる靴
 靴を買っても、許容できるホールド感があるようだ。少しフィット感がしっかりしている部分があると履くといいつつ永遠にはけない。

袖のあるインナー
 冬場は無理やり長袖を来てもらっていたが、去年はついに長袖も断固拒否。ごわごわするようだ。
 半袖インナーはごわごわ代表。もってのほか。

袖の無さ過ぎるインナー(キャミソール)
 なで肩の為もあり、キャミソールの肩紐が落ちてきてしまうので、嫌なのは仕方ないか。

パフスリーブのカットソー
 半袖インナーと同義か!?ごわごわすると思うようだ。

タートルネック
 首に何かが引っ付いているなんて、不愉快以外のなにものでもない。
 ちなみに、ボトルネックの物は何とか着られるようになったが、ネックは早々にびろんびろん。

中途半端な袖の長さのトップス(七分袖や五分袖)
 なんで手首までこないの!!?力いっぱい引っ張る。

ドロップショルダーのトップス
 脇がだぼだぼなんて気持ちが悪い。

普通のストレートなどのパンツ
 なんで足にずっとふわっと引っ付いているの!!?

ジーパン
 硬い。

レギンス
 なんでずっと足にぴったり引っ付いているの!!?

着用を許されるようになってきた者たち編

中途半端な丈のズボン
 フル丈ないとズボンと認めてもらえなかったが、だんだんとズボンであると認識してくれるようになって、というか、可愛いとは思うようになって、無理して履いている感を感じる。

サスペンダー付きのパンツ
 サスペンダーはおろした状態で履くことで妥協点を見つけた。

できれば着たくないもの

冬の厚手のジャンパー
 冬は寒いから仕方なく切るけど、本当は来たくないみたい。MA-1は断固拒否。

と言った具合です。

その他にも下着のパンツは縫い目が目立っているもの、付け根部分がリブのように絞ったように生地がくるまれているものは履けなかったりします。

涙 買い物が難しい

書き出してみると、思っていた倍くらいあってびっくりしているはは ですが、このニュアンスが本人しかわからないし、一緒に買い物に行っても、見た目が可愛いから着たい!という思いに押されて「着れる!!」という長女に押しきられて買ったものの、やはりたいていは着られないことになり、本当に難しいです。(※これもADHDの報酬系の問題かと思ったりします。)

(まぁ、「いや、着られへんやろ…。」と思いながら買うはは ですが)

ネットのセールで安くなっているタイミングで買うようなときは、ズボンは特に着られない覚悟がいります。

最近はワイドパンツは履ける!となっているので、なるべく着れると思われる形を選びますが、生地の感触や硬さ、履いた時の縫い目の当たる位置や又の位置など、生活の中で着用してみないとわからない部分も多いです。

とはいえ、我が家は妹がいるので、たいていのものは次女が着てくれるので問題ないのですが、これができないご家庭もたくさんあると思います。

それに、うちはまだまだ簡単な方かなと思います。

皆さんはどうでしょうか?

おまけ

こうして苦手な感触をもつ長女ですが、逆に必要なものとして触感にこだわりを見せることがあります。

代表的なものはモフモフしたもの。

長女は小さい頃からフリースのような生地やモフモフしたものが大好きです。

それ自体はいいのですが、大きくなった今でも、日常にモフモフが欠かせません。と、どうなるか?

夏場もモフモフを常備しておかないといけません。

先日は、夏真っ盛り期に、頭にかぶれるようになっている部分のついた薄手のモフモフブランケットを、半袖ワンピースの上にしっかりと着こんでいたので、「暑いやろ」というと「暑くない」の一点張り、実際、長女は生まれつき汗腺が活発なのかすぐびしょびしょに汗をかくのですが、そんなの関係ないようです。

はは
はは

暑いやろ~汗

長女
長女

暑くない!!

はは
はは

はぁ、左様でございますか…。

いわゆる安心毛布。

モフモフにくるまれたいことが日常に増えてくると、本人の中でモヤモヤがたまっているのだろうという指標なのかな?と捉えているので、無理に引きはがさないようにしています。

また、モフモフの代わりとして、幼稚園や小学校低学年時代はハンカチを独特な持ち方で常備していました。

今はほとんどなくなっていますが、そうやってハンカチを握って帰ってくることがたまにあるので、そういう時も気に掛けるヒントにしていたりします。

安心毛布

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