発達障害? 長女の脳内をぐるぐるするイライラ

不満、不安、イライラを抱く子ども 日常 ー 学び
dissatisfaction-and-irritated

「日常ー学び」では発達障害を持つ子の子育てあるあるや、我が家の場合の発達エピソードについて、日ごろの子どもたちの行動や発言、そこから学ぶこと~ちょっとクスっと笑える日常の会話まで、息抜きになるようなお話も書けたらと思います。

長女が4年生の頃でしょうか。

「私ね、ずっとイライラしてるんだよ」

!?

突然、なんの脈絡もなくそう言い放った長女。

今回は、脳内で何やらイライラをぐるぐるしているらしい長女の話と、私がそれに対してどのタイミングで対策が必要と判断したのかというお話です。

長女の突然の告白

長女
長女

ママ、私ね、いつも、ずっとイライラしてるの。

はは
はは

そうなの!?ずっとなの!!?

長女
長女

うん。そうだよ。

はは
はは

そうなのかー。(なるほど)

どんなことにイライラしてるの?

長女
長女

え?わからない。

はは
はは

わからないか。そうか、ずっとイライラしてるのか。それは困ったね。

長女の告白に突然だったので驚いたものの、普段の長女の状態を見ていると、とてもしっくりきたはは。

実は、そのころの長女の様子に、いよいよ、次女に続いて診断のための心理検査をしてみた方がいいかもしれないと感じてはいました。

特別サインがあったわけではありませんが、そもそも、次女の発達障害に気づいたときから、長女も発達障害の傾向があるのではないか?と感じるところが大いにありました。
※はは の主観です。

私から見た長女は日常にジレンマを抱えているような少し学校生活でも自分のどうすることも出来ないもどかしさを抱えているような。そんな印象を受けていて、それが年々渦巻いてきているような印象でした。

ただ、私が感じている長女の不思議さと難しさは次女のそれとはまったく毛色の違うものでした。

はは
はは

タイプは違っているんだろうな

そう思いつつも、本人の困りごとがどの程度日常に影響するのか、対策をすぐにするべきかと考えると、何とか学校生活もしているので、勉強のペースや行動のペースが合わないのだろうけど、「もう少し気にしてみておこう」くらいにしようとその時は決断しました。

一応、担任の先生には、長女の性質を測りかねていた様子だったので、次女のほうが診断を受けていること、長女も生活面で得意不得意が極端である可能性を感じていることは新学期最初の懇談で伝えてはいましたが、おそらく今、先生は、長女が流れについていけないなどの目立った状態、問題のある変化があるとは感じていないだろうと予測できたので、担任にはその程度の話で終えていました。

やっぱり難しい発達障害の説明

そのころの長女の担任の先生は、教室内でも特別不思議ちゃんでつかみどころのない長女に対して、戸惑っている様子ではありました。

最初の家庭訪問で、「どう接すればいいのか?何となくぼーっとして、聞いていないのかと思ったら聞いていて、名指しで話しかけても大丈夫なタイプなのか、そっと様子をうかがっていたほうがいいタイプなのか?どちらですか?」と聞かれました。

はは
はは

笑 ですよね~。

思わず笑ってしまったははですが、先生がそう思うのも無理はありません。だって私だってそう思いますもの。

はは
はは

そうなんですよね、様子を見て、その時々でやってもらった方が…というしか。

はは 自身も正直、もう4年生にもなるわが子をつかみかねていました。

本当に、その時々で傷ついてしまうだろうと思う時と、何も気にしていないなという時と、変動しているように感じられるというか…。もう本当に、その時の雰囲気で感じ取ってもらうしかないと、それしかいえませんでした。

次女はある程度対応のパターンが作りやすく、わかりやすい面があります。なので、学校で困りごとが増えた時も先生に伝えられることがあったのですが、長女の対応となると…感覚!

そんなことを聞いてくれる先生がいるのかと、それだけでありがたいとは思いましたが、長女の不思議なところと直接発達障害の症状が先生の中で結びつくとも思えず、ましてや診断も受けていない、伝わりづらい状態で、根拠は私の感覚のみ。第3者からは根拠がないも同然です。というわけで、話せる段階になかったので、それ以上は言及しませんでした。

質問したのに明確な答えが返ってこず、「わかりました…。」と苦笑いで帰って行った先生の姿を思い出します。

そんな長女なもので、長女からイライラ告白を受けた時も、まだ何かアプローチを考えられる段階ではなかったため、学校側に何か伝えるとするなら、現実としてわかりやすい現象が起きてきたときに対応を求める方が下手なことが無くて、長女にも余計な負荷がかからなくていいと思い、家庭での様子見状態でした。

はは
はは

それは困ったね、また何かあったら教えてくれたらお母さんは嬉しいよ。

長女
長女

うん!

虫眼鏡をもったウサギ

はは 目線からも日常的によくイライラしているなと思っていた長女

長女が最初にイライラを打ち明けてくれた時、私は、ずっとという状態に驚きはしたけれど、日ごろからよくイライラしてるな?と感じていました。

何故なら、ニコニコ話しているときに、がなりのような奇声をはさんだり、意味のないけれども何か不満を発散したいのだろうなという悪口のようなフレーズを吐いたり、100点テストを出して、「すごいでしょ~!」とニコニコ聞いてくることに「おお!すごいね!!嬉しいね!」と同意すると「すごくない!」と怒ったり、見て~?とダンスを披露してくれたのに、少し躓くと「見ないで!!!」と突然だんだんと足を鳴らして激怒したり、比較的幼いころから細かい反抗を日常のテンションに盛り込むという性質があったからです。

なんだか怖い感じになっていますが…汗

いまだに「ええ!?なんでっ!?」と、よくびっくりさせられます。

私との愛着の問題だろうか?とか、いろいろ思うところもあります。けれど、親族誰に対しても家に帰ればそういう態度になります。

そもそも、最初の認識としては、生まれつき怒りの感情が出やすい次女に翻弄されたことでイライラするようになったのかと思っていました。

こんな感じで、いろんな要因が混ざっているように感じるのですが、今はその一つに発達障害の脳内多動があるのでは?と感じています。

そう思う要因はもう一つ長女は学校では一見おとなしい性格ですが、家では、座っているとごそごそしたり、常に歌うか話すか、ゲームやキャラクターの話を常に教えてくれたりしながら一つ一つの日常の習慣が習慣になることを忘れられている。と言った具合なのです。

いわゆる不注意なのか脳内多動なのか、そういった発達特性が私にはしっくりくる気がしてなりません。

はは
はは

とにかく脳内が忙しいんだろうな…。

ここで余談ですが、そういうはは 自身も、脳内多動の傾向が大いにあると思っていて、脈絡のない思考がとびかっていたかは記憶していませんが、子どものころを思い出していると、自分のこと、親、先生、友達、など周囲の人間について常に考えて葛藤しているような子どもでした。その時思い出せる感情を紐解いてみると、それはまさに「イライラ」

私もイライラしていたな。と思うところがあります。

ただ、成長過程で通常あることかもしれませんが、長女に関しては、少し客観性がついてきて、自分の脳内や感情をコントロールしたい思いが出てきているけれど、コントロールがほぼできないことが多く、そういう葛藤も抱えているのではないか?と感じるところがあります。

普通に成長段階で抱く悩みのラインから外れているような気がしてならないはは。

どうしたものか、、、。と思います。

はは
はは

とりあえず、すごいイライラしたら、ぎゅーしにおいで~

長女
長女

うん~。

その場で私に言えること、はそのくらいでした。

あとは、今後のために一応、心理障害に限らず、一般的に受けられる発達検査の予約をして、客観的な特性を知ろうと準備を始めました。

発達検査とは、年齢相当の発達状態を基準として、子どもがどの程度の発達をしているのかを調べるもので、その子の今の得意不得意を知るなどのヒントとして使えるものです。

私は地域の子ども相談センターというところで受けました。

そして発達検査を受けたのが、4年生の春休み前ごろでした。

長女5年生 学校生活についていくことがいよいよ大変になってきた?

そうやって4年生は何とかクリアした長女。

ですが、5年生になってしばらくすると、次女の時のように連絡帳、宿題に問題が出始めます。

はは
はは

なんか学校で大変だと思うことある?

長女
長女

うん!ぜんぶー!!

はは
はは

!!?

また衝撃の告白。マジかー。これはいよいよ学校にも協力してもらった方がいいな。

その時が来ました。

次回は5年生になった長女の「全部大変」が起こした状態と、私が試みた学校への対策を書いていきます。

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